JSCCP(Japan–Singapore Co-Creation Platform)のセミナーに登壇し、NNAに取材頂きました。
- N9

- 4月14日
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日本企業の海外展開は、なぜPoCで止まってしまうのか。先日、JSCCP(Japan–Singapore Co-Creation Platform)のセミナーに登壇し、この問いについてコメントさせていただきました。
当日は、経済産業省(アジア大洋州地域統括)呉村さん、Enterprise SingaporeのMei Lingさん、日東電工アジアの増田さん、IGPI坂田さんという錚々たる皆様とご一緒させていただき、大変光栄でした。よく「現地適応が重要」と言われますが、実際の現場で起きているのはそれだけではありません。多くのプロジェクトでは、技術や市場理解以上に、意思決定や役割分担の“構造”そのものがボトルネックになっています。
例えば海外拠点には、探索・PoC・パートナー連携といった役割が集中します。一方で、最終的な事業化の判断やリソースの確保は本社側にある。この分断によって、現場は前に進みながらも決めきれず、PoCの先に進めない。いわば「Overloaded Outpost」の状態が、多くの企業で共通して見られます。この視点は、N9として受託した「Innovation INDEX」の取り組みを通じて、複数の大手企業の共創プロジェクトを横断的に分析する中で見えてきたものです。個社の戦略や努力だけでなく、意思決定、権限、評価指標といった設計そのものが、Deep Techの事業化を左右していると感じています。
そのような理由もあって最近は、個社ごとの最適化ではなく、JSCCPやJCTI Launchpadのように企業・政府・エコシステムが横断的に関わりながら、共通の課題を捉え共に学び、次のアクションを設計していく取り組みの重要性を強く感じています。
当日の様子はNNAさんにも取材いただき、本日記事として掲載されています。
こうした動きは、北米や欧州と競うというよりも、アジア全体で共進化・共適応していくための基盤づくりだと捉えています。企業単位ではなく、地域として学習し続ける。そんな「アジアリーグ」のような構造を、少しずつ形にしていければと思います。

