
日本の技術を翻訳し、シンガポールから
新たな共創を生み出す社会基盤。
JCTI Launchpad(Japanese Corporates Technology Innovation Launchpad)は、日本の大手企業が保有する知財・技術・現場知といった無形資産を、シンガポールを起点に実証・事業化へとつなげるための共創プラットフォームです。2019年に活動を開始し、これまでに 村田製作所、三井化学、日東電工、日清紡ホールディングス、パナソニック、リコー、東洋製罐グループ といった日本を代表する企業が参画。JETROシンガポールとN9、IPI Singaporeの支援のもと、現地企業やスタートアップと協働しながら、素材、ライフサイエンス、電子部品、食品安全、スマートシティ、防災 といった多様な分野で実証や事業化を進めてきました。
活動内容
1|技術ショーケース各社が持つ最先端技術をシンガポールのパートナーに紹介
例)
・パナソニック:画像認識AIを活用し、ペストコントロールや建物外観検査に応用
・リコー:匂いをリアルタイム検出する「e-Nose」で都市環境モニタリングを展開
・日清紡:小型量子コンピュータ「Qalmo」で産業向けの高速計算を実現
2|PoC(実証実験)現地の社会課題に即した技術実証を実施
高齢化や都市型医療、環境規制、工業地帯の臭気管理など、シンガポール特有の課題に対応。
3|ネットワーキングイベント
・TechInnovationにて共創セッションを開催
・日本企業やシンガポール企業、研究機関、そして政府機関が一堂に会するネットワーク機会を創出
4|知見の共有成功事例だけでなく、失敗や課題も積極的に共有
自社だけでは気づけない学びを分かち合い、組織の文化や戦略そのものを進化させる。

JCTI Launchpadの独自性
JCTI Launchpadは、二つの軸で動いています。
1|Co-Adaptation(相互補完)
日本企業同士が互いの強みを組み合わせ、海外市場への適応を試みる。
2|Co-Evolution(共進化)
日本企業とシンガポール企業が互いに学び合い、成長しながら新しい事業や価値を共創する。
この二つが同時に存在し、互いを補強し合うことで、日本企業は単なる「輸出」ではなく「現地適応」へと踏み込み、シンガポール企業も共に次の成長機会を得ています。


