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日本の技術を“共創”で育てる──JCTIの挑戦がシンガポール主要経済紙に掲載されました

  • 執筆者の写真: N9
    N9
  • 6月6日
  • 読了時間: 3分

2025年5月29日、シンガポール・グオコミッドタウンにて開催された「JCTI Launchpad Networking Event 2025」の取り組みが、シンガポールの有力経済紙『The Business Times』にてデジタル・紙面の両方で特集されました。


掲載記事はこちら(英語):


*記事内では、リコー、日東電工、パナソニック、三井化学、日清紡、東洋製罐グループといったJCTIに参画する日本の大手企業、そしてJETROとN9が束になり、シンガポールのスタートアップや中小企業と連携し、単なる技術ライセンスではなく、共同開発や地域展開を目指す動きに注目が集まっていることが紹介されてます。あと、JCTI(Japanese Corporates Technology Innovation)が、シンガポール政府系組織のIPI(Innovation Partner for Impact)と連携し、オープンイノベーションの実践基盤として機能していることも丁寧に紹介。また、シンガポール企業が日本の技術を活用することで、製品開発のスピードが加速し、新たな市場機会が生まれる可能性にも触れられています。


『The Business Times』は、シンガポール国内だけでなく、ASEAN全体のビジネスリーダーや政策関係者に読まれている影響力のある経済紙です。このようなメディアでJCTIの取り組みが紹介されたことで、日本企業の動きが現地の目に触れる機会を大きく広げたこと、そして「共創」という考え方に共感する現地パートナーが増えていくことを強く実感しています。今後、企業・政府・VCとの対話の土台づくりにもつながると確信しており、私たちにとって大きな一歩となりました。


今回のイベントには、告知直後からシンガポール企業300社近くが参加申し込みを寄せてくれました。単なる「日本の技術はすごい」で終わらせず、“誰とどうつながり、共に何を創っていくのか”を本気で考えるステージへと進化してきていることを、何よりうれしく思います。


特に印象的だったのは、各企業の技術紹介だけでなく、技術の背後にいる「人」そのものにフォーカスした設計が、現地参加者との間にリアルな共感を生み出していたことです。JCTIが大切にしている、「Collective Genius(集合天才)」──組織ではなく個人の力が交差し、新しい知と価値を生み出す空気──が、今回のイベントでは確かに濃くなっていたと感じています。


JCTI(Japanese Corporates Technology Innovation)は、JETROシンガポール、IPI(Singapore’s Innovation Partner for Impact)、そして私たちN9の三者が共同で進める、日本の技術と東南アジアの実装力をつなぐ共創イニシアティブです。リコー、日東電工、パナソニック、三井化学、日清紡、東洋製罐グループといった日本企業が、それぞれの技術を軸に現地との協業機会を模索し、実際に複数の対話や共創検討がイベント当日から動き始めています。


この記事掲載は、N9が提言しているイノベーションの「共進化(Co-evolution)」プロセスが、国境を越えて少しずつ形になり始めている証だと受け止めています。これをきっかけに、日本と東南アジアの共創がもっと“日常”になる未来を目指して、これからも挑戦を続けていきます。ご期待ください。




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